手土産の選定基準は
福井をイメージしていただけること
天野 本日はお時間をいただきありがとうございます。天たつの商品についてぜひ忌憚ないお話をお聞かせください。御社とは長いお付き合いをさせていただいておりますが、創業時は三洋電機の部品を作るところから事業を始められたとか。
沼 そうですね。現在、三洋電機はありませんが、1979年からシャープや島津製作所の外部工場として製品を手がけ、工場では主に複写機の基盤となるアルミのドラムを作っています。昔は携帯電話の液晶パネルを生産していた時代もありましたが、これはすぐ中国で作るようになりました。
天野 上海にも工場があったそうですね。
沼 ありましたが、現在は上海から内陸側100キロほどの場所にある江蘇省常熟市でコピー機関連の基盤を作っています。海外の工場では量産する製品、日本の工場では量産に入る前の試作やハイエンドモデルの基盤と役割を分けているんですよ。
天野 御社のお取引の大きさをあらためて感じます。そのお取り引き先との関係づくりに弊社の商品を使っていただいてると伺い、大変嬉しく思っています。普段はどのようにお使いいただいているのでしょうか。
沼 天たつさんの商品は主に御中元や御歳暮で使わせてもらっています。県外からお越しのお客さんへ手土産としてお渡しすることも多いですね。
天野 どのような基準で商品を選んでいるのでしょうか。
沼 御中元・御歳暮は社長自ら訪問して持参することもありますが、手土産の場合はかさばらず持ち帰りやすい物、そして良質で喜んでいただける物を選ぶようにしています。福井というと海産物のイメージを持たれる方が多いので、小さくても高級感がある天たつさんの汐うにはぴったりだと思います。ただ、初めて贈る方よりも、一度食べてもらった方の方がよりその値打ちを実感していただけますね。値打ちのわかる人にだけ贈りたい、そんな商品だなと感じています。