価値をわかっていただける方に
贈りたい
天野 勝木さん、本日はお忙しいなかありがとうございます。勝木書店は福井をはじめ北陸地方や、千葉、埼玉、神奈川と関東地方でも展開しておられます。福井で知らない人はいないというくらい、広く親しまれているイメージです。
勝木 ありがとうございます。天たつさんは福井の老舗として伝統を守られていますよね。おいしいものを知っている人であれば、天たつさんのことを知らないわけがない。私はそのようなイメージを持っています。
天野 そう言っていただきありがたい限りです。普段、勝木さんはどのようなシーンで天たつをご利用いただくのでしょうか。
勝木 汐うにやもみわかめなどを手土産で使わせてもらっています。特に汐うには、福井に住んでいる私たちは手間暇かけられた価値の高いものだとわかりますが、県外の方の場合、汐うにを知らない方も多い。「この人であれば価値がわかる」という方に差し上げると大変喜ばれますね。
天野 具体的にどのような方にお渡しすることが多いのでしょうか。
勝木 お酒を飲む方やある程度の社会的地位にある方は、汐うにの価値をわかってくださるように感じています。会話のなかで、「この人なら汐うにを差し上げる喜んでいただけそうだ」となんとなくわかりますね。