汐うにとは 汐うにとは
天たつの
汐うにを知る
03

汐うに誕生の歴史

江戸時代、
桐箱に入れることを
許された唯一の海の幸

汐うにのはじまりは江戸時代のこと。
天たつ三代目・天王屋五兵衛が
福井藩主松平治好公により、
「戦時中でも持ち歩ける保存食」を作る
御用命を賜りました。

試行錯誤を重ね、
考案した汐うにの製法「塩蔵法」は
福井の海岸一帯の漁師や海女に伝えられ、
浜の者たちの年貢となりました。

各浜でつくられた汐うには、
天たつ(当時の屋号「天王屋」)が
日本で唯一の雲丹の御用商人として
一手にとりまとめ
福井藩松平家に納めておりました。

この頃より汐うには、藩を代表する品となり
将軍家、宮家、他藩への贈り物として
重用されるように。
福井藩にお納めする際は
桐箱に入れることが習わしとされており
当時、桐箱に詰めることを許された食品は
汐うにだけだったとも言われています。

現在の天たつでも、
大切な方への贈り物に桐箱入りの汐うにを
ご用意いたしております。

徳川将軍家より賜りし、
「日本三大珍味の一」の称号

江戸時代、汐うには高貴な方へ
お納めするものであることから
「御雲丹」と呼ばれ、
限られた人だけが
食することのできるものでした。

「越前福井藩主松平公持品の御雲丹」は、
徳川将軍家に贈られる品々の中でも
特に美味である上に
入手が困難であったことから
「長崎奉行の持品のからすみ」
「 尾張公の持品のこのわた」に並ぶ
「日本三大珍味の一」として
称されるように。

昭和時代には、天皇陛下に
お買い上げいただく栄誉を賜りました。

美味しさと効能、日持ちの良さから
今でも特別な贈り物として
重用されている汐うに。
現在では、各界の著名人や日本・世界を
代表する料理人の方々にも
ご愛用いただいております。

時代に寄り添い
変わるものと変わらないもの

人の味覚や嗜好は時代とともに
変わるものです。
二百年以上続く汐うにを常に美味しく
食べていただくために
天たつではその時代ごとに
最も美味しいと感じていただける味を
追求しています。

「ただただ喜んでいただける、
美味しい雲丹を食べていただきたい」

江戸時代に福井藩主より命を受け、
以来想いを受け継いできました。
天たつの精神はこれからも変わることなく
郷土福井に感謝し、
美味しさを追求し続けて参ります。

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