雲丹のアヒージョ

こんにちは、御雲丹商 天たつ 十一代目店主 天野準一です。

 弊社天たつは今年で222年目を迎え、日本最古の雲丹商ともいわれており、また3代目当主の考案した「越前仕立て汐うに」は、福井藩主松平家から徳川将軍家に贈り物として使われ、当時の将軍より日本三大珍味の一つであると称される誉を頂いております。

お客様から「歴史も由緒もある天たつが、なぜ雲丹のアヒージョなのか?」と言われたことがあります。

その時私はこう答えました。

「私たち天たつは、ただただ喜んでいただける美味しい雲丹を創り続ける、という理念を抱えて商いをしています。この理念、私たちの想いは200年ほど前に源流があります。天たつ三代目が汐うにを考案した際に、お殿様の口に入る食べ物であれば手間も食材も惜しむことなく、ただただ喜んでいただける美味しい品を作ろう、そう考え汐うにを作るに至ったその想いを、200年たった今でも私たちの共通の想いとしています。当時と今では食べられる方の嗜好も大きく変わりました。汐うにはお酒の肴やご飯のお供で食べると大変に美味しいですが、現在の食のシーンをお客様からお聞きしているとご自宅でご飯を食べない、お酒を飲まれない方が増えています。そういった方たちが何を食べているかを聞いたところパンを食べる、パスタや麺食品を食べる、お惣菜とワインだけで夕食を済ませる、といったお声が聞こえてきました。汐うにをお勧めしたい思いはありますが、何よりも今目の前にいるお客様にお喜び頂ける雲丹を提供することが、私たちの源流の想いです。パンに、ワインに、パスタにあう雲丹商品は何かと考え、雲丹のアヒージョを開発するに至りました。まずはご試食してみてください。本当に美味しいですよ」

ご試食を頂くと、そのお客様も喜んでお買い求めを頂きました。お客様が喜んでお買い求めいただけるそのお姿を見れることが、本当に嬉しく感じます。
これからも、今の、そしてこれからの日本中、世界中に在る食のシーンに合わせた美味しい雲丹を考え、ご提供をしてまいります。皆さまにお喜び頂けますように。

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