雲丹のアヒージョ、という新たな雲丹の魅力

こんにちは

雲丹商 天たつ 十一代目店主 天野準一です。

私共、天たつは200年ほど前に3代目当主天野五兵衛が当時の福井藩主松平治好様より「戦争に持ち歩ける保存食をつくるように」という御命をいただき、日本三大珍味の一つと言われる越前仕立て汐うに(以下、汐うにと記載)を開発、福井の浜の漁師、海女たちにその製法を伝え、年貢として浜で造られた汐うにを集め、お城に納める雲丹の御用商人をしておりました。

200年前から扱い続ける汐うには天たつの最も大切な品であり、これからも多くの方にご紹介し、楽しんでいただきたいと考えています。

汐うにの美味しい食べ方として日本酒の肴、ご飯に載せる、という食べ方がお勧めです。大変美味しいものでが、現在の日本に住む皆さまの食のシーンを見渡しますと、日本酒をご自宅で飲まれない方も多くなり、またそもそもご自宅でご飯を食べない方が増えてきています。

私たち天たつは「雲丹がもたらす喜びで世界を豊かにする」という目標を掲げています。

日本中、世界中の皆様に雲丹の美味しさを届けたいと考えており、今回汐うにとは違う食のシーンで食べていただける、パンやワインに合う雲丹を創りたいと考え、雲丹のアヒージョを開発いたしました。

雲丹のアヒージョは常温販売にて、無添加、無着色、化学調味料や保存料などは一切使わず、自然な原料のみでつくります。

国産の生ウニを加熱し、旨味をぎゅっと固め、その雲丹に雲丹塩をふりかけ磯の香と汐うにの旨味を重ねました。

雲丹塩とは汐うにを作る過程でバフンウニに塩をふりかけ、抜いた水分を集めて乾燥し粉末にした、ウニのエキスで造る塩です。雲丹塩は汐うにの持つ豊潤な磯の香と旨味を含んでおり、アヒージョに使う雲丹にその味わいを加えます。

濃厚な雲丹の旨味を味わっていただきたく、オイルはなるべくシンプルな味わいに仕上げました。イタリア産のオリーブオイルにニンニクと粉うにだけで仕上げてあります。

粉うにとは、汐うにをさらに乾燥凝縮したバフンウニだけで造るふりかけで、100g作るのにバフンウニを200~300個使う贅沢な品。粉うにをオイルに入れることでオイル自体もウニの風味を醸します。

雲丹とオイルを瓶に入れ、瓶詰加熱加工をし、常温でも保存のできる商品にしあげました。

雲丹のアヒージョのおすすめの食べ方として、瓶からそのまま取り出して食べても美味しいのですが、フライパンで温めるとオイルの豊潤な香りと雲丹の磯の香りが立ち上り、また雲丹の旨味も増し、さらに美味しくお召し上がりいただけます。

香ばしく焼いたバケットに雲丹のアヒージョをのせて、豊かな味わいの白ワインなどと合わせていただくと大変美味しいです。また、バケットをオイルに浸して食べても美味しく、雲丹を食べ終えた後に残ったオイルも美味しいので、ゆでたパスタと絡めてお召し上がりいただくと、最後まで美味しく雲丹のアヒージョを堪能いただけます。

販売開始は2022年秋ごろを目標としており、まだ少し先ではありますが皆様にお召し上がりいただけるときを楽しみにしております。

日本中、世界中に多様な食文化と食の嗜好が在りますが、私たち天たつはその地域、その時代、目の前にいるお客様にお喜びいただける雲丹を開発しご提供いたします。

これからも新たな雲丹の美味しさ、雲丹の価値を開発しご提供できるよう歩んでまいりますので、引き続きましてのご指導どうぞよろしくお願いいたします。