先週金曜日から昨日まで二泊三日で仙台へ家族旅行に行ってきました。
今回は東日本大震災でおおきな被害を受けた石巻へ行くことが目的の一つ。
事前の情報では復興が進み、店舗などが立ち並んでにぎわいは戻りつつある、ときいていました。
仙台空港に入り仙台市内で一泊し、翌日松島経由で石巻に入ります。
海岸に立つと目の前に美しい島々が見え、松島は大変美しいところでした。
松島から車で40分ほど国道を行くと石巻に入ります。
最初の感想は、
「復興が進んでいる」
でした。
幹線道路沿いには大手の小売店、飲食店が並び、車の通りも多くにぎわっておりました。
内陸部で津波の爪痕を探しても見つからないくらい町はきれいでした。
しかし、海の方に行くと深い爪痕を見ました。
窓も中身もない外側のコンクリートだけの建物を見ました。おそらく津波が引くときにコンクリ^と以外は全部持ってかれたのだと思います。
片側半分だけ崩れた家屋もありました。建物の土台だけある土地もありました。
痛々しいほどに残っていました。
海岸沿いの通りにはプレハブで商売を再開していらっしゃるお店もありました。
そのプレハブ店舗の周りは空き地がめだちました。
震災前はおそらく商店が立ち並んでいたんだと思います。
大手の企業は資金もあり店舗を再開することができても、個人の小さな商店はなかなか商売を再開することができないという現状もあるかと思います。
しかし、プレハブで商売を再開しているのを見ておなじ商売人として非常に感銘を受けました。
おそらくもともとその土地で商売をしていた方だろうと思います。
福井でも戦災、震災で多くの方が亡くなった歴史があります。
その時は福井市内は焼け野原となり、ほとんどの建物はなくなったと聞きます。
天たつもその時に店舗がなくなり、トタン板で組み立てた店で商売を再開したと聞きました。
商売は草木のようなものだと思いました。
その土地にある水や栄養をもらい成長します。
しかし、大雨などで草木が流れてしまっても、また同じ土地で根をはやし、今度は一本の草木である自分が土地を守る気概こそ、商売人として必要なんじゃないかと感じました。
大変感じることの多い仙台旅行一日目でした。
明日のブログでは2日目にいった秋保温泉にて、「4000人超の住人のまちで一日5000個売れるおはぎ」にであった話を書こうと思います。