日別アーカイブ: 2025年12月6日

第12回 棘皮動物研究会に参加をさせていただきました

こんにちは

御雲丹商 天たつ 十一代目店主 天野準一です

本日は第12回極秘動物研究会に参加をさせていただきました。

棘皮動物とは、体表に棘のある海の生物でウニ、ナマコ(ナマコは棘はないですが含まれます)、ヒトデ、ウミユリなどが含まれます。
年に1度日本中の大学や研究所から棘皮動物においての研究成果を発表する場として開催をされており、私は昨年の第11回新潟大学での研究会に続いてこのたび2回目の参加となります。


今回は愛媛大学城北キャンパスにて開催をされたため、福井を朝5時に出発し、24時に福井に戻ると言う強行スケジュールにはなりましたが、本当に実りの多い研究会でした。

ウニの研究成果発表を聞くため参加をします第12回棘皮動物研究会往路では、快晴の空の下瀬戸大橋を渡りました
愛媛大学のある松山は雲一つない快晴。太陽の光も暖かく、春のような陽気でした


私が今研究会に参加させていただくきっかけをお作りいただき、これまでも大変お世話になっている海藻資源リサーチ藤田大介先生の発表では、四国の各漁港における磯焼けの出現状況や海藻の繁殖状況について発表をされました。

現在海藻が生い茂る磯「藻場」を増やす事は、天然ウニを増やすためにも大切ですし、磯の海洋資源を増やすためにも重要で、また持続可能性を叶える意味でも重要な施策となります。
空気中にある二酸化炭素は、海の水に溶け込み、それを海藻が吸収し、海中土に蓄えるブルーカーボンという循環があり、温暖化対策への具体的な施策として注目されています。
現在日本中で磯焼けという、海藻のない磯海が生まれる現象がおきております。
その原因には温暖化により海水温の上昇、ムラサキウニなどによる食害、魚による食害、またサンゴの発生により海藻がはえなくなるなど、地方ごとの様々な要因があります。
藤田先生は日本中の磯を潜り、地域ごとにある磯焼けの原因を研究されており、これから磯焼けの発生しやすい浜についての研究成果をまとめられると言うお話をされていました。これからの時代に必要不可欠な研究題材かと思います。

また前回の研究会でご縁をいただきました東北大学鵜沼先生の研究室より、ウニが活性化する光の波長や光量についての研究成果も発表されておりました。これからのウニ養殖事業において重要な研究となります。
研究報告ではありませんが、以前より汐うにの味わいについて様々な点でアドバイスやご意見を頂戴しております、村田先生より、今天たつがかかえている越前仕立て汐うにの味わい向上に向けた課題解決の大きなヒントを頂くことができました。

村田先生は国立研究開発法人水産研究教育機構の主任研究員として、日々ウニの味わいについて研究をされております。

このような貴重なご縁を頂けておりますこと、本当にありがたく思います。
短い時間ではありましたけれども、本当に実り多く、学びの多い時間と貴重なご縁をいただくことができました。

この度も参加をさせていただき、ありがとうございました。