世界で一番ウニに愛される人間

こんにちは

雲丹商 天たつ 十一代目店主 天野準一です。

福井では年明け早々大雪に見舞われ、多大な被害が出ております。

ただ足元では悪いことばかりではなく、雪かきを通じて近所の方たちとの助け合い、想いあいが生まれ、困難を経てまた一つ地域の和が深まったように思います。

さて、そんな中福井県丹南ラジオ「黒川はるみの夢の扉」に出演をさせていただきました。

一時間ほど、私天野準一個人の事や、雲丹を200年商う天たつ11台目としての想いなどを話させていただき、最後に私の人生に影響を与えた言葉、ピータードラッガー氏の「何によって覚えられたいのか」という話をさせていただきました。

ドラッガー氏は子供のころ教師に「あなたは死ぬ間際、周りの人たちにどんな人だったと覚えられたいですか」と聞かれ答えられなかったそうです。続けて「今は答えれなくても良いけれども、それが50歳になったときにこたえられなかったら人生を無駄に過ごしたことになるよ」と言われたそうです。

周りの人にどのように覚えられたいかというのは、自身の人生の目標は何なのか、という問いかけなのだと思います。

私はラジオで「天たつの天野準一は世界一ウニに愛される人間だったと覚えられたい」とお答えしました。

稚拙な言葉のようですが、私共天たつの理念「ただただ喜んでいただける、美味しい雲丹を創り続ける」はお客様への、世界への弊社の使命です。

それを叶えるために、一つの目標として200年先まで福井の雲丹文化をつなげていきたい、という想いがあり、そのためには、ウニにとっても良い未来でないと続いていかないのではと考えています。

海の環境保全、バフンウニ養殖事業、そしてウニの本来の美味しさや価値をより多くの方に伝えることがそれにあたるのではなでしょうか。

2021年の今年は、お客様に喜んでいただける雲丹商品の開発と提案をより活発にし、今まで知り得なかった新たな浜の美味しいウニの仕入れを開拓し、ウニに愛されるよう活動をしていこうと思います。

本年も一年間どうぞよろしくお願いいたします。

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