天たつの天名の由来となった「天野辰吉」百回忌を催しました

先日、天たつ7代目であり、天たつの店名の由来となった私の先祖「天野辰吉(あまのたつきち)」の百回忌を催しました。

江戸時代、弊社は「天王屋(てんおうや)」という屋号で商いを営んでおりました。

江戸時代の終わりころの天王屋(天たつ)店主が天野辰吉で、御用商としてお城に出入りをさせていただいていたのですが、当時の福井藩主松平春嶽様より「天王屋の辰吉」を略して「天辰(てんたつ)」とお呼びいただき、御用を務めさせていただいておりました。

その後明治の時代に入り、屋号天王屋が日本国の象徴であらせられる天皇陛下に通じることがあっては大変、と屋号を変えることになり、その際に春嶽様にお呼びいただいていた「天辰」を屋号として頂戴いたしました。

現在では辰の字はひらがなで記載しております。

 

私は天野辰吉の顔をしりません。

しかし、このような歴史があり、今こうして私共天たつが存在できています。

本当にありがたいと、心より思います。

 

天たつ十一代目店主

天野準一 拝

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