なるみ・岡村の過ぎるTV様にて、干うにをご紹介いただきました

こんにちは

雲丹商 天たつ 十一代目店主 天野準一です。

先日、1月25日月曜に放送されました「なるみ・岡村の過ぎるTV」お酒に合い過ぎる2択グルメの企画にて、弊社天たつの干うに(ほしうに)をご紹介いただきました。

佐々木蔵之介様がゲストで来られ、干うにともう一つの酒の肴で、3人の内2名、もしくは3名が「食べたい」と思われた品だけ食べられる、という企画で、ナインティナインの岡村隆史様だけが干うにを食べたい、とお選びいただきなるみ様、佐々木蔵之介様はもう一方の肴をお選びいただいたので、今回は番組の中で干うにが食されることはございませんでした。

このたび貴重なご縁あってお送りさせていただきました干うにでしたので、放送には乗らずとも、岡村様、佐々木様、なるみ様に干うにをお召し上がりいただいていたのであれば、本当に嬉しく、幸せに思います。

番組中でも幻の珍味としてご紹介をいただきましたこの干うにですが、もともとは100年以上前から福井の浜の方で作られていた品で、戦時中に贅沢品ということで警察から製造を禁止されたと言われております。

私の祖父で、天たつ九代目になります天野吉利が作り方を覚えており、それを私の父であり十代目の天野吉壹が聞いていたものを、私天野準一が父からその存在と製法を聞き、父と共に試作を繰り返して今の人の口に合うよう味わいを整えながら復活させた品でございます。

干すことで凝縮し、生うによりも甘みと旨味濃い味わいを持ちます。

干し加減も水分が抜けきらない絶妙な加減に仕上がるよう、職人がほぼ付きっ切りでバフンウニを一つ一つ箸で返しながら、丁寧に仕上げてまいります。

この干うには、香り高い日本酒との相性も良いですが、ぜひチーズやドライフルーツなどとあわせながら少し甘口のシャンパンとお召し上がりいただけたらと思います。口の中に広がる雲丹の甘みと、シャンパンの香が口の中で重なり合い、大変心地良いものでございます。

この干うに創りは、違う手間を加えることでこんなにも味わいが変わる、ウニの味わいの可能性の広さを知ったきっかけでもございました。

それから10年ほどが経ちました。

今でも、手間の違い、熟成の時間の違い、とれる海域や浜の違い、などで全く違う味わいを見せるウニの味わいの研究は継続し続けております。

ウニがお好きな皆様の生活にある、雲丹があると嬉しいシーンに、これまで以上に雲丹が在る世界を創れますことを目指し、これからも精進してまいります。

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