この人には価値がわかるという方には、
汐うにを持っていくようにしています。
天たつさんは福井の老舗としてのイメージを大事にされていますね。 美味しいものを知っている方は、天たつさんのことを知っている。知る人ぞ知る企業かと思います。 お土産でよく使わせていただくのですが、越前仕立て汐うに(以下汐うにと記載)の他にもみわかめなど、とれる時期もありますが持参するのにとても便利です。 この人には価値がわかる、という方には天たつさんの汐うにを持っていくようにしています。そういう方に差し上げると大変喜ばれます。 しかし、汐うには福井県産のものが少なく、国産の表示で福井から持参するというのは実は少し難しい部分もあります。 多少高くても、年間を通して福井のものがあると個人的には嬉しいです。
天たつさんの汐うには、県外の方に渡したときに価値が伝わらない方は多いのかもしれません。 これは、お土産として汐うにを持っていくことを控える理由の一つになるのかもしれません。 汐うにを差し上げるとしたら、お酒を飲まれる方や、ある程度の社会的地位にある方は、価値を分かってくださると感じています。 お話しをすると汐うにを差し上げると良いかどうかはなんとなく分かるものです。大概そういう方たちはネットで価値を調べてくれるということもあります。
汐うにご飯は絶品ですね。
子供の頃から滋養強壮として食べていました。
実は、私はお酒をあまり飲まないので、汐うには熱いご飯にのせて食べるのが本当に美味しいと思っています。 汐うにご飯は絶品ですね。もしかしたら福井の中でもそういう食べ方をする人は少ないんじゃないでしょうか。 私は東京のお客様に差し上げる際は、ご飯にのせると絶品だと伝えています。 商品化するのは難しいかもしれないですが、おにぎりの中に汐うにが入っていて、その周りをもみわかめがまぶしてあったりすると本当に美味しいですね。
実は昔、体があまり強くなかったので、子供のころから滋養強壮として食べていました。 今でも妻も好きなため、家でもよく食べます。家庭に在ると子供も食べる様になりますね。 子供のころはカビが生えてくると、そこを外して食べていました。 汐うには、シロカビは外してしまえば問題ないとよく言われておりました。 この汐うにが、今は希少価値の食べ物になってきてしまっているのが天たつさんが大変な部分かと思います。
生ウニは生臭くて食べれないという人も、
汐うには赤々として色合いも良く臭みもないと。
塩を振りかけて作る雲丹は山陰など日本中で販売していますが、福井にある汐うには世界中で福井にしかないですね。 天たつ独自、福井独自の製法であるということをもっと普及させた方が良いかと思います。 山陰などにも瓶詰めのものがあるけれども、味わいは全く違います。 福井の汐うには他のところでは見たことが無いです。生ウニは生臭くて食べれないという人もいます。 しかし、汐うには赤々として色合いも良く臭みもない。この福井独特の美味しい雲丹が、福井独特の製法であるということがもっと知れ渡れば国産の原料でもよいのかもしれません。 福井でしか作られていない、というアドバンテージですね。
バフンウニはとっても小さいですね。それを手作業で作っているということをちゃんと知らせたほうが良いです。お寿司屋さんにある大きなウニから作っていると勘違いしている人は大勢いると思います。 製法自体を店舗の中で映像をながしてはどうでしょう。もし秘密でなければですが。 汐うにの製法はとてもシンプルで、バフンウニに塩をふりかけ水分を抜くだけだとか。 ただ、シンプルな分、一つ一つの工程がとても重要で、ものすごく手間がかかっているということがわかると思う。あの小さなバフンウニから作られているというのはほとんどの人は知らないかもしれません。
天たつさんの江戸時代の地図を使った包装紙、
手提げ袋はとても良いと思います。
県外の方へのお手土産や贈り物に、汐うに、もみわかめなどを使われる理由を考えますと、福井県らしさを出すためでしょうか。もみわかめ、汐うにはとても良い。福井で食べられているもみわかめ、汐うには県外には無いですからね。 他にJR福井駅内のプリズム福井に在ります羽二重の菓子は持っていくことがあります。 お菓子は今だんだん小さくなってきています。差し上げるには6個入くらいが良いでしょうか。 たくさん入ったものを持っていくよりも少し入った2種類ほどのお菓子を持っていった方が気が利いていて喜ばれることがあります。 最近は家族構成が少ないですから。他には、きんつばなどもあります。 羽二重の菓子とそれぞれを6個づつくらい持っていった方が気が利いていると思うのです。佃煮なども買うことがあるのですが、小さなパッケージで味がいろいろと入っている商品が良かったです。
天たつさんの商品を利用していて江戸時代の地図を使った包装紙、手提げ袋はとても良いと思います。 汐うにの販路をこれから拡大をしていこうというのは原料的に難しいのではないでしょうか。 そういう意味では一夜干しの干物などは需要が拡大していくのではないでしょうか。 金沢に行きますと有名な昆布屋があるのですが、そこに一夜干し、みりん干しなどを販売しています。 それが結構おいしいんです。カマス、のどぐろ、アジなどがあり、時々金沢に行ったときには買います。 そういうものが福井らしい原料でできるんじゃないでしょうか。もしつくられるなら、ある程度日持ちがする商品が良いですね。
天たつ片町本店は、車で行くのには便利が悪いですね。
福井駅に直営店を出されたのはとても良いですね。どこでも商品を出すとブランドが崩れるのかと思います。 とても良い道の駅1か所だけに出されるとかいかがでしょうか。道の駅の良いところは、車の利用者が来やすいことです。 車で来る方は車に荷物を入れとくだけなので、お買い物をされても負担感が少ないです。レンタカーに乗っていたとしても返すときに宅急便で送ってしまえば何も持たずに帰れるという気軽さがありますからね。販売する場所を限定的に広げていく、というのは大事なことかと思います。これから車での観光で天たつさんを利用する方は増えていくと思います。
正直言いますと、天たつ片町本店は車で行くのには便利が悪いですね。ほかに車が止まってたら2重駐車をするわけにもいかないです。金沢から福井にレンタカーで入ってくる人はすごく多いですからね。情報発信はWEBで発信し、車や電車で遠方から来られる方を受け入れられるようにしておくとよいかと思います。福井の老舗のお味噌屋さんが新たな店舗を出されました。駐車場もあって、イートインも作られて感じが変わりましたね。食べ物を扱っているので、可能性が広がったように見えます。天たつさんでもイートインとしてご飯に汐うにを載せて食べられる、美味しい干物が食べられる、などできるとよいのかもしれませんね。これから中部縦貫道がつながっていくと名古屋なども身近な商圏になっていきます。私が県外に行って気になるお店に行く場合はやはり本店に行きますので、出店は慎重に考えられるのが良いかと思います。 いずれ東京などに出されるのは良いのかもしれませんが。
天たつさんの商品を選ぶ理由、
信頼がおけることが一番の理由です。
天たつさんの商品を選ぶ理由。信頼がおけることが一番の理由です。天たつさんで販売されている品に関して、うそ偽りがないと感じています。食品は安心感がとても大事だと思っております。それと、天たつさんの商品はどれも日持ちがするということも重要なポイントです。賞味期限が短いと「早く食べて」と話さなければいけないので、贈る際に難しくなります。温度帯ですが、天たつさんの汐うに、粉うに、などは常温でもっていっても問題ないので、そこはあまり気にしていないです。確か常温で持ち歩いても大丈夫ですよね。
老舗は失敗をしていけないと感じております。
今のお客様を裏切るようなことをしてはいけない。
東京人形町の粕漬け屋さんなども自宅用に買う時があるのですが、人形町の本店まで行って買うことがよくあります。やはり本店は雰囲気がありますからね。ある程度品ぞろえができてくるとイートインが自社の品ぞろえで出来る様になるのだと思います。天たつさんの品ぞろえだけでもランチができますね。福井には美味しいお米と味噌はある。ご飯とお味噌汁、あとは福井の美味しいお漬物を探したいところですが、それと1,2品そろえば十分ですね。前述の味噌やさんもお客さんがたくさん来ていると思います。収益のことはわからないけれども、味噌文化を広げるという意味ではとても良いことだと思います。金沢ではお麩を扱う老舗でも自店で飲食店をされていたり、佃煮の老舗でも飲食店を自店でされています。金沢は自店でイートインをされているお店は結構あると思います。そのために商品開発力が積極的になるかと思います。ただ、老舗は失敗をしてはいけないと感じております。失敗するとは、今のお客様を裏切るようなことをしてはいけない、という意味です。百貨店でも簡単に食べられるイートインがたくさんできてますね。
食品の老舗はとても大事だと思います。全国に良い事例がたくさんあるので、それをみられるとよいと思います。これからはちょっとした贅沢、というのが大事なポイントかと思います。天たつさんのお仕事は自分で食べることが仕事になるのですから、楽しい仕事かと思いますので頑張ってください。天たつさんの商品はある程度高価かと思いますが、それはブランドだからできることで、ブランドだから天たつさんは良いのだと思います。やはり店舗で食べてもらうことが重要なことかもしれません。福井の食といわれてパッと思い浮かぶ品は今は蟹くらいかもしれません。そういうところに老舗で食品を扱う店舗が元気に前に出てくると良いです。福井にとって、とても大事な企業なので、頑張ってくださいね。