のどぐろの昆布〆は、国内でとれた上質なのどぐろを薄造りにし、三年寝かせた北海道産沖折昆布で丹念に〆ました。脂のりのよいのどぐろを一夜〆にすることで、香り高い昆布の旨みと、のどぐろ特有のコクと旨みが奥深い味わいを醸します。もっちりと滑らかな舌ざわりは、冷酒や吟醸酒におすすめです。醤油をつけると昆布と魚本来の旨みが薄れるため、わさびを添えて、あるいは何もつけずにそのままお召し上がりください。

雲丹あわせのせいこ蟹は、天たつの汐うにで作る濃厚な雲丹たれを国産せいこ蟹のむき身にかける贅沢な一品です。せいこ蟹のこっくりとした内子、プチプチとした食感の外子、みずみずしい甘みの脚肉に贅沢に纏う汐うにの甘く芳醇な磯の香り。日本酒の肴にはもちろん、ご飯に乗せて食べても至極美味な一品です。せいこ蟹は漁期が短く、今の時季しか味わえない冬のごちそうです。越前蟹に比べて小ぶりですが、濃厚な蟹みそとたっぷりの卵（内子・外子）を持っています。せいこ蟹を塩茹でした後、せいこ蟹の身や蟹みそ、内子、外子を丁寧に取り出し丸々一杯分を羅盛りにしました。別添えのたれ雲丹とからめてお召上がりください。汐うにの芳醇な磯の香りを纏い、せいこ蟹の甘味と卵のプチプチとした食感は日本酒のお供におすすめです。