日別アーカイブ: 2021年7月14日

持続可能な、福井の汐うに文化を

こんにちは

福井雲丹商 天たつ 十一代目店主 天野準一です

豊かな明るい未来に、福井の汐うに文化を楽しんでいただけるよう、天たつは精進をしてまいります。

福井では7月21日にバフンウニ漁が解禁され、8月のお盆時期頃まで漁師、海女たちが家族ぐるみで海に潜り、バフンウニをとり、汐うにを作ります。

今年も解禁まで残り1週間となりました。

昨日海女さんと話をしていると、調査で潜ったところ、今年もバフンウニの取れ高はあまり多くないかもしれないとのこと。

寂しい話ですが、福井のバフンウニの取れ高は減少しており、この40年で10分の1以下まで減ってきています。

近年は底を打ったのか、少ない取れ高で安定していますが、それまでよりもずいぶん高価なものになっております。

海の環境が変わってバフンウニが住めなくなったということが理由だといわれていますが、色々なことが混ざり合っての結果なのだと思います。

今、未来に福井の汐うに文化を伝えるために、雲丹を食べて喜んでいただける未来を創るために、自然に任せるだけでなく、我々の手でバフンウニを育てる事業も並行して行わなければいけません。

すでに成果も出てきており、年明け頃には皆様に商品としてご案内をさせて頂けたらと思います。

福井の食文化を楽しんでいただける豊かな未来の郷土にむけ、微力ながら前進いたします。