先日東京よりのご来賓を福井の浜にお連れした話を書いたのですが、今週初めにも東京よりご来賓が福井にいらっしゃり福井の海、そして福井の汐雲丹を説明させてもらい、浜におつれして海女さんとの話などをしていただきました。
お連れしたのは福井県三国にある海女さんのお宅で、現役の海女さんと60年間海女業をされて数年前に引退をされたお母さんとお二人にお話をきかせていただきました。
私自身今回お話を聞いて引退したらこんな仕事ができたらいいなぁ、と感じました。
今回お話を聞いた方は近年一念発起して海女に転業をされたかたで、わりと海女の歴としてはあさい方でした。
しかし、大変海女業を楽しんでやっていらっしゃる方で今の生活を満喫していらっしゃいました。
今はバフンウニをとって、次はさざえやあわび、冬はお休みで春先から海藻が取れ始める。
季節ごとに様子が変わっていく海の中で、自分だけの漁場を見つけてそこで漁をする。
「海には宝物が落ちてるんやもん、楽しくてしょうがないわ!」
とおっしゃっていました。
とはいえバフンウニのとれる量は年々減ってきております。
他の海のものも年々変化しているようです。
「とれるものをとってくだけやから」
海女さんはそうおっしゃっていました。
何ともピースフルなお仕事かと思いました。
さらに驚くべきことに、定年は平均80歳とのこと。
80歳になったら自然と海から離れていく、とのことでこれからの高齢化の日本社会にはきっとなくてはならない職業になるはず、と思いました。
海女さんは大変誇り高い職業かと思います。
これからも応援していこうと思います。