月刊URALA様にデザインについての取材をいただきました

昨日月刊URALA様に天たつの商品デザインについての取材をいただきました。

 

当店の越前仕立て汐雲丹(しおうに)のパッケージを見られて来られたとのことでしたが、あいにく私が生まれる前からあるパッケージでしたのでご満足いただけるお話ができたか少し心配です。

 

 

越前仕立て汐雲丹のパッケージと合わせて私が福井に帰って仕事を始めてからの商品デザインについても話をさせていただきました。

 

私が個人的に思うところではあるのですが、商品デザインとは見た目の話だけではなく使う方の生活に自然に溶け込めるか、そして今以上に使用者の人生を満足いくものにすることができるか、がポイントかと思っております。

 

最近販売した粉雲丹(こなうに)を例に話をさせていただきました。

 

粉雲丹は越前仕立て汐雲丹を乾燥し粉状にしたふりかけです。

竹の筒に入れ、筒の下の部分に小さな穴をあけてありそこからご飯にふりかけるというものです。

 

粉雲丹のデザインはまず、

「汐雲丹ご飯を最後まで美味しく簡単に食べることができないか」

という隠れたニーズから始まりました。

 

実際お客さんからそういった声があったわけでは実はありません。

私が不便に思っていたことで、汐雲丹をご飯にのせて食べると美味しいのですがなかなか均等に混ぜることが難しかったのです。

汐雲丹の塊の部分を先に食べてしまうとのこったご飯がなんとなく味気なく感じてしまうことが幾度もありました。

 

汐雲丹を買っていただいている方でそう思っている方は必ずいるのではと思い、商品の味、使いやすい形状、お客さんの食卓で邪魔にならずかつ手に取りたくなるようなパッケージ、お買い求めしやすい内容量と価格、といったぐあいに決めていきました。

 

それが全部商品デザインなんじゃないかと思っています。

 

といったことを昨日は話をさせていただきました。

改めて思うのは人に話すことってとっても大事で、まるで自分に話しているようでだんだん自分でも理解していく感覚があります。

昨日は本当にありがとうございました。

 

 

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