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北陸越前海岸バフンウニ漁
毎年7月20日の解禁日より8月のお盆まで海女たちが素もぐりでバフンウニを採取する。

越前海岸で採れたバフンウニ
近年は海の海流が変わり、バフンウニは浅瀬から少し深いところに生息する傾向に。
天たつの越前仕立て汐雲丹(越前雲丹)は、真夏の仕込み。北陸の福井県・越前海岸では、毎年7月20日の解禁より8月のお盆までの短い期間、風のない天候の良い日を選んで海女たちが海に入り、素もぐりで「バフンウニ」を採取する。
福井県ではバフンウニの資源保護の為、バフンウニ漁の期間は1年間で約1か月ととても短く、越前産の雲丹もこの時季に全量を全て仕込む。
現在は、バフンウニを獲る海女の数も少なくなった越前海岸。その昔、沢山の海女さんがいた約30年程前までは、解禁の日に先駆けしないように、解禁の日だけでなく解禁の時間も定められていた。バフンウニ解禁の時間前には、大勢の海女が浜に集まり、解禁の時間になるのを今か今かと待ちうけ、いよいよ時間になると浜を仕切る爺やが笛を吹く。これを礒笛という。解禁の礒笛の音と同時に、いっせいに海へ入る海女達。越前海岸のバフンウニ漁は、争いのない様、浜独自の規律をつくり奈良時代より現在まで続いている。
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越前の海から採取ばかりのバフンウニの殻を、専用の器具で割る。小豆粒ほどの大きさの卵巣を傷つけない様、手作業にて卵巣だけを取り出し海水で洗い、不純物をピンセットを使い一つ一つ丁寧に取り除く。ここでいう不純物とは、バフンウニの殻であり、バフンウニの腸やバフンウニの口なども不純物にあたる。これらを一つ一つピンセットでとり除く。
因みに腸が入ると食するのには全く問題はないが、雲丹の味が微妙に変わり色も若干だが黒くなる。ウニ割は非常に重要な作業だ。ひとつひとつ手作業の為、どうしてもバフンウニの殻が残ってしまう場合もまれにあるが、この場合は取り除いてしまえば全く問題はない。バフンウニの卵巣だけになるまで綺麗に不純物を取り除き、汚れを落とす。次は塩振りである。
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塩振り。熟練の感覚を必要とし雲丹の味を決める作業である。「うにござ」と呼ばれる小さなござの上にバフンウニの卵巣をきれいに並べていき、塩を均等に振り掛ける。その上に洗って水切りをしたバフンウニの卵巣を並べて乗る。ここで均等でないと塩のかかっていないところは品物が悪くなりドロドロにとけてしまう。反対に塩のかかりすぎているところは、塩くどくなり過ぎて、やはり旨くない。当然、雲丹の味が均一でないものは出荷が出来ない。バフンウニの目方・取れた浜の場所・バフンウニの水分量等を見ながら、塩の加減を決める。


100グラムに100個以上
塩雲丹100グラムの製品を作る為に、100個以上のバフンウニの卵巣が必要とされる。
バフンウニの卵巣
お寿司等で使われるムラサキウニの卵巣は2〜3cm。バフンウニ卵巣はかなり小さく0.5cmほどだ。

小豆粒ほどの大きさの卵巣
バフンウニひとつの貝に卵巣は5つ程の房をなし、宝石のように輝く。
塩振り
熟練の感覚を必要とし雲丹の味を決める大切な作業である塩振り。全部で10〜12%程度の塩をして一昼夜水切りをする。
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次は「置く」作業。海から吹いてくる浜風にあてて、熟成を待つ。この浜風には潮の香りがたっぷりとふくまれており、美味しい雲丹を作るにはかかせないポイント。美味しい汐うにまであと少し。しかし、ここは辛抱が肝心。じっくりと美味しくなるそのときを待つ。
「うにござ」の上に並べられたバフンウニの卵巣が塩を吸い、水分を吐き出す。この湧き出る水分が「雲丹醤(うにひしお)」。雲丹の風味を残しつつ、多分に塩気を含んだこの液体は、昔から用いられていた浜の調味料である。しかし、その希少性から、現在ではこの製法の雲丹醤(うにひしお)を作るところはおそらくない。雲丹を作る人間だけが知る、海の旨味調味料。適度に水分が抜け、ねっちりとした状態までおくと「熟成」が完了。この状態で食べても大変美味しく、天たつでも夏の期間限定で「粒雲丹」として販売されている。
この後、うに桶に押さえ込んで、ペースト状とし、塩雲丹の完成だ。古くから三大珍味として愛されている天たつの雲丹。粋で贅沢な酒肴としておすすめ一品である。

熟成
海から吹いてくる浜風にあてて、熟成を待つ。天たつの越前雲丹(塩うに)は塩うに含有量100%。

天たつの塩雲丹
うにの旨味がねっとりと濃厚な味わいの塩雲丹。贅沢な酒肴として。あたたかいご飯にのせてもとても美味。
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北陸は越前海岸近海 (福井県の鷹巣・敦賀・三方・美浜、鳥取県) 産のばふんうにの卵巣のみを使用。江戸時代より伝わる塩蔵法にて、ばふんうにの卵巣と塩だけで仕上げた一品。
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甘口の越前仕立て汐うにと厳選した素材を合え数日ならした贅沢な食膳珍味。特別な日の御祝、お正月のおせち料理にもおすすめ。そのまま贅沢に酒肴として。また大切なお客様へのおもてなしにもどうぞ。
・ 能登、越前若狭近海でとれる天然あわびうに
・ 北海道産の天然干し貝柱のうに漬け
・ 肉厚のくらげを合えたくらげのうに漬け
・ お正月の縁起物、数の子を塩抜きし、
甘口のうにと和えた数の子のうに漬け
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大正の時代より伝える雲丹の高級珍味「干し雲丹」。戦前前には贅沢品であるが故に製造禁止令が出させた幻の品である。2011年、製造復活。味一新。天たつの新珍味である。














































