月別アーカイブ: 2014年7月

東京よりのご来賓を三国安島におつれしてバフンウニ漁を見学していただきました

一昨日、友田晶子さんが書かれた『世界に誇る「国酒」日本酒』と奥井海生堂奥井社長監修の『昆布レシピ95』がグルマン世界料本大賞グランプリを受賞され、その祝賀会が福井市浜町にあります開花亭さんで行われ、福井ガストロノミー協会のメンバーとして参加をさせていただきました。

グルマン世界料理本大賞とは「料理本のアカデミー賞」といわれている料理本の賞で、今回のダブル受賞は福井にとってもとても誇れること。

 

福井の著名人、経済界の皆様にご参列をいただき遅くまで盛大にお祝いの会が開催されました。

福井市浜町の開花亭さんで友田晶子さん、奥井隆社長のグルマン料理本大賞受賞記念祝賀会が行われ、福井ガストロノミー協会の一員として参加をさせていただきました

福井市浜町の開花亭さんで友田晶子さん、奥井隆社長のグルマン料理本大賞受賞記念祝賀会が行われ、福井ガストロノミー協会の一員として参加をさせていただきました

 

 

明けて昨日、祝賀会に東京よりご参列いただきましたレストランジャーナリストの犬養裕美子先生を福井のバフンウニ漁を見学していただくために三国の安島にお連れしました。

今の時期(7月21日~8月のお盆頃まで)三国の安島にある雄島にわたる橋の上からは海女さんたちがバフンウニを取っている姿が見えます

今の時期(7月21日~8月のお盆頃まで)三国の安島にある雄島にわたる橋の上からは海女さんたちがバフンウニを取っている姿が見えます

 

安島雄島にわたる橋の上からは数人の海女さん、男海女さんが海に潜りバフンウニを取っていました。

三国安島では海女さんと男海女さんが海に潜り、汐雲丹の原料バフンウニをとります

三国安島では海女さんと男海女さんが海に潜り、汐雲丹の原料バフンウニをとります

 

天たつで販売しています越前仕立て汐雲丹(しおうに)はバフンウニの生ウニの部分に塩をふり脱水熟成させて作る昔ながらの保存食で、福井では7/21から8月のお盆頃までバフンウニ漁が解禁になります。

 

ちょうど今の時期バフンウニをとっているもので、天気も良かったので運よく見ていただくことができました。

 

 

海から上がった海女さんをつかまえて話を聞かせていただいたのですが、やはり今年も少ないようです。

その方の網の中には100個ほどのバフンウニとサザエが少し入っていました。

3時間潜ってもこれくらいしか取れない、と嘆いていらっしゃいました。

 

 

福井の海は変わりつつあります。

前までとれていたものが取れなくなり、これまで取れなかった魚が取れるようになりました。

海女さんたちの苦労も多く、今までと同じやり方ではおそらくうまくはいかないのだと思います。

 

犬養先生にこの現状をご相談させていただき、アドバイスをいただけたことが今回本当に実り多いものでした。

 

「海を育てる」

 

これからの海の仕事に携わる者としてよくよく考えなければいけないことだと思います。

天たつとしてできることをやろうと思います。

 

 

 

昨日、干雲丹酒あらいが福井新聞様に記事掲載をいただきました

昨日地元の新聞社福井新聞様に干雲丹酒あらいを記事掲載いただきました。

 

干雲丹酒あらいは今夏の天たつ新商品で全国の高島屋百貨店様と高島屋オンラインショップ限定で販売をしている商品で、福井の地酒蔵一本義久保本店さんのお酒にてバフンウニを仕込んだ贅沢なお酒の肴です。

 

 

今回記者さんに商品の味見をしていただき記事を書いていただいたのですが、「干雲丹酒あらい_凜」の方をお気に召していただけたようで、

「これ美味いですね!」

と大きなお声をいただきました。

 

 

大変うれしい一言でした。

 

私の商品作りの目標、といいますか商売の目標は、

「なにこれ、美味い!」

と言っていただける商売をすることです。

 

今まで見たこともないような食を作り、食べてもらい驚きと感動を感じてもらう。

食べた方は思った味と違う味に驚き、そしてうまさに感動をする。

そんな商品開発、そして皆様が商品と初めて触れるポイントの演出を心がけています。

 

旨いと言ってくださるかたの顔を見るだけで、商売冥利に尽きるというか、嬉しくなってしまいます。

 

 

今回新商品として高島屋さんにて販売をしております「干雲丹酒あらい」はもともと天たつにあった高級珍味「干雲丹」を一本義久保本店さんの純米大吟醸酒「凜」と熟成古酒「慕古」それぞれにつけては干してを何度も繰り返し仕込んだバフンウニを使ったお酒の肴です。

 

それぞれのお酒の旨味を芯までしみこませます。

凜で仕込む方は純米大吟醸酒の華やかな香りと甘味を、慕古で仕込む方は深い熟成の香りを。

 

今までの干雲丹とは一味違ったさらに「大人の味」のウニの肴に仕上げております。

 

こちら限定数を1000個にて販売をさせていただいており、現在7割程ご注文をいただいております。

おそらく7月いっぱいくらいで販売終了となるかと思いますので、もしご入り用の方はお早目に一度お問い合わせいただけましたら幸いでございます。

 

 

浜の海女さんたちはとっても元気でした

 

昨日福井県の浜を回り、付き合いのある海女さんたちへの挨拶まわりをしました。

朝10時に出発し、帰ってきたのは夕方の6時ころ。

天たつが毎年汐雲丹をもらう海女さんたちほぼ全員とお会いし、話をすることができました。

 

 

福井県の沿岸は岩場が多く昔からバフンウニがとれる漁場です

福井県の沿岸は岩場が多く昔からバフンウニがとれる漁場です

 

今年のバフンウニ漁解禁は7/21からとなります。

新物の汐雲丹の販売は8月初旬から。

今年はたくさんバフンウニが取れることを願っています。

 

天たつがお付き合いさせてもらっている海女さんは若い方で40歳代後半くらいから、年長の方は80歳代までいらっしゃいます。

 

毎年夏になると挨拶に行き、世間話をして、

「今年もよろしくお願いします」

と言って別れます。

 

近年はバフンウニのとれる量が少なく、昨年は汐雲丹を頂くことができなかった海女さんもいました。

しかし、とれないものはしょうがないので、取れたらくださいね、と昨日も話をしていました。

 

いつも思うのですが海で働くみなさんは本当に元気です。

そして皆さんたいてい陽気。

話していてもとても楽しく、30分くらい話し込むこともありました。

 

 

海岸沿いで話をしているもので、波の音と陽気な会話がとても心地よい物に感じます。

昨日あらためてこの商売をさせてもらって本当に幸せだと思いました。

 

世の中に商売の形はたくさんあると思います。

こうして海女さんがで海に潜りとってきたものを天たつが買い取り、それを天たつのお客さんに販売し、美味しかったと言ってもらえた声をまた海女さんたちに話をする。

海女さんは、

「そりゃ美味しいでしょうが。うちらがつくってるんやから。」

ととっても嬉しそうな顔で言います。

 

そのやり取りがまたたまらなく嬉しいものです。

 

 

天たつは工場もあるのでメーカー小売という商売になるかと思います。

県外産のバフンウニを使った汐雲丹の場合、天たつの工場で作るものもあります。

 

しかし、福井県産の汐雲丹の場合は生ウニで仕入れて天たつの工場で作るのではなく、浜の海女さんが作った汐雲丹を買い取るようにしています。

 

 

200年前に私の先祖が汐雲丹の製法を考案し浜に広めたそうです。

それから約200年、何代にもわたって海女さんの家に伝わっている汐雲丹の製法。

口伝で家ごとに伝わっているため、地域によっては使う道具などに多少の違いがあります。

 

しかし、200年間その家々に製法が口伝で伝わっており、その家々で汐雲丹を作るという事自体が汐雲丹の食文化ではないかと思います。

 

願うことは、福井の海女さんたちがこれからも元気で海に潜り、天たつのお客さんにその美味しい汐雲丹をずっとお届けできたらと思っています。