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東京よりのご来賓を三国安島におつれしてバフンウニ漁を見学していただきました

一昨日、友田晶子さんが書かれた『世界に誇る「国酒」日本酒』と奥井海生堂奥井社長監修の『昆布レシピ95』がグルマン世界料本大賞グランプリを受賞され、その祝賀会が福井市浜町にあります開花亭さんで行われ、福井ガストロノミー協会のメンバーとして参加をさせていただきました。

グルマン世界料理本大賞とは「料理本のアカデミー賞」といわれている料理本の賞で、今回のダブル受賞は福井にとってもとても誇れること。

 

福井の著名人、経済界の皆様にご参列をいただき遅くまで盛大にお祝いの会が開催されました。

福井市浜町の開花亭さんで友田晶子さん、奥井隆社長のグルマン料理本大賞受賞記念祝賀会が行われ、福井ガストロノミー協会の一員として参加をさせていただきました

福井市浜町の開花亭さんで友田晶子さん、奥井隆社長のグルマン料理本大賞受賞記念祝賀会が行われ、福井ガストロノミー協会の一員として参加をさせていただきました

 

 

明けて昨日、祝賀会に東京よりご参列いただきましたレストランジャーナリストの犬養裕美子先生を福井のバフンウニ漁を見学していただくために三国の安島にお連れしました。

今の時期(7月21日~8月のお盆頃まで)三国の安島にある雄島にわたる橋の上からは海女さんたちがバフンウニを取っている姿が見えます

今の時期(7月21日~8月のお盆頃まで)三国の安島にある雄島にわたる橋の上からは海女さんたちがバフンウニを取っている姿が見えます

 

安島雄島にわたる橋の上からは数人の海女さん、男海女さんが海に潜りバフンウニを取っていました。

三国安島では海女さんと男海女さんが海に潜り、汐雲丹の原料バフンウニをとります

三国安島では海女さんと男海女さんが海に潜り、汐雲丹の原料バフンウニをとります

 

天たつで販売しています越前仕立て汐雲丹(しおうに)はバフンウニの生ウニの部分に塩をふり脱水熟成させて作る昔ながらの保存食で、福井では7/21から8月のお盆頃までバフンウニ漁が解禁になります。

 

ちょうど今の時期バフンウニをとっているもので、天気も良かったので運よく見ていただくことができました。

 

 

海から上がった海女さんをつかまえて話を聞かせていただいたのですが、やはり今年も少ないようです。

その方の網の中には100個ほどのバフンウニとサザエが少し入っていました。

3時間潜ってもこれくらいしか取れない、と嘆いていらっしゃいました。

 

 

福井の海は変わりつつあります。

前までとれていたものが取れなくなり、これまで取れなかった魚が取れるようになりました。

海女さんたちの苦労も多く、今までと同じやり方ではおそらくうまくはいかないのだと思います。

 

犬養先生にこの現状をご相談させていただき、アドバイスをいただけたことが今回本当に実り多いものでした。

 

「海を育てる」

 

これからの海の仕事に携わる者としてよくよく考えなければいけないことだと思います。

天たつとしてできることをやろうと思います。