日別アーカイブ: 2011年5月14日

5/14 11代目横井小楠という人物

おはようございます。
今朝の福井は晴れ。
すがすがしい朝ですね。
今朝も青空が広がっていて、五月晴れといった感じです。
やっぱり五月はこうじゃないと、です。
本日わはは本舗公演が福井市フェニックスプラザで開催されます。
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毎年楽しみなこの公演。
今年は座長も変わり、内容も充実しているとのこと。
今夜が楽しみです!
さて、話は変わりますが、皆さま横井小楠という人物をご存知でしょうか。
幕末の福井藩で大きな足跡を残された、この人物。
しかし、幕末の著名人のなかに埋もれてあまりその功績が知られることがないのではないでしょうか。
なぜ、突然そんな話をしだしたかというと、自分が所属しています福井商工会議所青年部の例会のなかで横井小楠を通して経営哲学、マネジメント力、人心掌握術などを学ぼうと今企画しています。
先生をお呼びして話をしていただくのですが、こちらとしても予備知識はもっておかなければいけないという事で、横井小楠にかんする本を今読み漁っています。
いろいろな本を読みますと、それぞれの角度で横井小楠を見ているので、なんとなく人物像が見えてきます。
自分の印象でいいますと、この方は、クレバーで人間くさい人。
儒学を学び、江戸時代のそれから民主主義に繋がる思想を作り上げ提案されています。
その思想の形で、「国是三論」、「国是12条」等があり、坂本竜馬の船中八策、由利公正の五箇条のご誓文、が参考にした、という話もあります。
また幕末の福井藩の財政が傾いたときにいろいろと施策をほどこし、福井藩の財政を立て直した経営再生人、という側面も持ちます。
坂本竜馬の師匠に当たる、勝海舟曰く、「俺はこの世の中で恐ろしい人間に二人出会った。横井小楠と西郷隆盛だ。」、「横井小楠の考えを西郷隆盛が実行したら今の日本なんてすぐ転がってしまう。」と言わしめるほどの人物であり、明治政府にも非常な厚遇で迎えられています。
そんな人物がなぜあまり表に出てこないのか。
回りの方に聞くと、橋本佐内は知っている、松平春嶽公も知っている、由利公正も知っている、横井小楠は名前は聞いたことある、といった感じ。
この方はお酒が好きで、数々のお酒の席での失敗をしていらっしゃいます。
また、考えが先進的すぎる、周りの賛同が得られない、などの能力者特有の悩みに生涯つきまとわれました。
熊本藩から福井藩に招かれて活躍をするのですが、結局熊本に帰されてしまいます。
そういうこともあり、おこなった偉大な事業にもかかわらず、あまり知られていないのかもしれません。
福井にまつわる、郷土の偉人、横井小楠。
じっくりと調べる価値、ありです。
さて、本日も天たつ片町本店越前仕立て汐うに福井産新物_天然板わかめ販売】は9時~18時で営業いたします。
今日も一日よろしくお願いします!!