天たつは雲丹の可能性を考えます

天たつでは江戸時代から「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」を販売しています。

 

この越前仕立て汐雲丹はバフンウニに塩を振り作った珍味で、もともと戦争に携帯する保存食として開発された物。

以来福井独特の食として食べられてきました。

 

ここ近年、雲丹の商品をずっと考えています。

 

 

3年前に販売を開始しました「干雲丹(ほしうに)」は昔の製法を復活させた珍味。

夏だけの販売となる今商品は明治のころからある浜に伝わる雲丹の食べ方を現代風にアレンジした食で、塩とバフンウニしか使っていないのにこってりとした旨味のある、汐雲丹とはまた違った美味しさお酒の肴です。

 

そして昨年販売をはじめました「粉雲丹(こなうに)」。

これは越前仕立て汐雲丹をそのまま乾燥し粉状にすったウニのふりかけです。

もともとご飯の上にのせても美味しい汐雲丹ですが、ねっとりとしたペースト状のためうまく全体にまぶしづらい一面もあったのですが、ふりかけにしたことでまんべんなく汐雲丹の美味しさをご飯にのせて食べることができるようになりました。

 

 

今年の夏も雲丹を使った新たな味をご提案できるようただ今試行錯誤しています。

「雲丹」は生のウニの加工品に使われることが多い言葉ですが、天たつでは「ウニを加工したウニとは全然違う美味しいもの」という意味を込めています。

天たつでウニをいろいろ加工してこれまで商品を作ってきましたが、試せば試すほど、考えれば考えるほど雲丹の可能性の広さを感じます。

 

今でもいろいろなアイデアをもちながら一つ一つ形にしている現状です。

 

これからも、

「なにこれ、美味しい!」

の声をいただける商品作りを進めていこうと強く思っています。

 

 

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